高齢者の水中ウォーキングの効果(48日目)
高齢者に対する水中ウォーキングの効果を中心に今日までもダイエットの経過報告をしておきます。
60才もしくは65才以上の人にとってプールの利用は一般よりも非常に安い金額で利用できると言うメリットがあります。
これは、公営プールではもちろんのこと民間のジム・プールでも利用者数の確保のために実施しているところもあります。
プールで歩くメリットはたくさんあるので、若い人よりも高齢者の方が時間帯によっては多いくらいです。おそらく、60歳以上の人は6割もしくは7割くらいいるでしょう。
転倒を防止する効果
高齢者がプールでウォーキングする場合の第一のメリットは安全性にあると思います。
陸上のウォーキングでも運動する効果は確かにありますが、転倒する危険性は水中でのウォーキングよりもはるかに高いものになります。
プールの中では水の浮力が転倒防止の味方になってくれるからです。
加齢とともに骨が脆くなっている高齢者にとって転倒事故はできるだけ避けたいところでしょう。
転倒がすぐに骨折につながる確率が高くなるためです。何か運動することを選ぶのであれば水中ウォーキングはその第一候補といっても過言ではないでしょう。
高齢者にとって転倒して骨折すると言う事態は若い時よりも大きな問題になりがちなのです。
まず、リハビリにかかる期間が長くなる傾向が強くなります。完治するまでの期間が長いため、身体の運動能力はその間にどうしても衰えが大きくなります。
回復するまでの期間が長くなると、骨折した部分ばかりではなく他の部位でも運動量が減るので使わない関節などは硬くなって可動域が減ってくるというリスクが高くなります。
運動量の調整
高齢者になる従って個人個人の運動量には大きな違いが生まれてしまいます。非常に健康体の人もいれば、病後の回復期にある人までさまざまです。
プールウォーキングは、歩き方と運動時間を工夫するだけでそれぞれの人に最適な運動量を設定することが可能になるというメリットがあります。
仲間ができるということ
職場から退職した人にとっては社会とのつながりが急に少なくなって精神的にも衰えてしまうと言う問題がよく指摘されています。
プールに出かければ、決まった曜日決まった時間帯で同じメンバーが歩いているケースが多くなります。
それは、顔見知りの人ができるという意味も含まれてきます。顔見知りになれば自然に挨拶するようになり、自然に会話が始まることも増えていくでしょう。これで「新しいお友達」ができてくるというわけです。
逆にあまり相性が良くないなと感じる人がいれば、時間の都合が自由につく身であればその人の来ない曜日や時間帯を利用することも可能になるでしょう。仕事から離れて時間の制約が弱くなった人のメリットとも言えるのではないでしょうか。
プールでできた仲間とはいろいろな世間話ができます。季節の話題、釣りやゴルフなど高齢者でもできる趣味の話題、スポーツの話題、社会的な問題について意見を交わすこともできて歩くと言う目的よりも話すと言うことの方に大きな異議を感じる人も少なくないようです。
更に付け加えると自分の病気自慢が非常に多いです。
腰が痛いとか膝が痛い高齢者にとってプールでウォーキングするのはうってつけなのでこうした人が多いのはわかります。
年配になれば腰や膝に故障を抱えていない人の方が少ないのではないでしょうか。
糖尿病とか高血圧、さらにはガンをとったとかとにかく自分の病気の話題をしたがります。
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周囲の人はお年寄りとはこうしたものだと大抵は理解してくれていますので問題はありませんが。
仲間とおしゃべりすることはストレスの発散にもつながりますから大いに結構です。
ただ、1点注意していただきたいことは横に広がった状態で並んでおしゃべりしながら歩かないようにすることです。これは確実に同じレーンを歩いている人たちの迷惑になります。
おしゃべりしているとどうしても歩くペースも遅いので抜いていきたいと思う人もいるのですが、横並びされているとそれも難しくて困りものです。
施設の持つ多様性
プール設備のある施設には、プール以外にもサウナ、ジャグジー、ジムコーナー、ジョギングコースなど様々な設備が併設されているケースが多いようです。
仲間と一緒にいろいろな設備を順に巡りながら親交を深めるだけの時間的な余裕があるのは高齢者の特権と言えるのかもしれません。
経過報告
今回は高齢者がプールウォーキングする際のメリットなどを中心に書き進めましたが、最後に私のウォーキングの経過報告で終わりたいと思います。
本日の時点で体重は68.1kgで6.7kgの体重減、体脂肪率は26.2%から23.9%と2.3ポイントの減少という結果です。
プールウォーキンぐを始める前よりも、かなり身体が絞れてきてフットワークも軽くなったような感じがしています。
プールウォーキングの効果をアップさせる方法と注意すべきこと
これは高齢者に限りませんが、水圧の影響を身体が受け続けるので、自分ではゆっくりしたペースで歩くだけでも脂肪燃焼が促進されて、筋肉に刺激が加わります。
プールで歩くことで目に見えて筋肉モリモリになるというケースは少ないでしょうが、有酸素運動で使われる筋肉のトレーニングになることは確実でしょう。
とりわけ膝やその周辺部分に、筋力がつくばかりではなくリラックス効果も加わって、膝痛が改善されることがおおいに期待できると考えても良いでしょう。
もちろん、運動するわけですから呼吸量も必然的に多くなって心肺機能も確実に向上してくるでしょう。
肉体的な改善に関しては若い人の方が早く効果が出るかもしれませんが、高齢者でも間違いなく改善されます。
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今や、プールウォーキングは健康に良い運動方法だと多くの雑誌などでも紹介されているくらいです。
できれば、理学療法士やインストラクターの資格を持つ人の指導を受けながら行うとより良いでしょう。
プールで開催されるウォーキングやアクアビクスのレッスンに参加すれば、正しい指導を受けられる可能性が高いと思います。
メリットの多いプールでのウォーキングですが、トレーニングという観点で考えると高齢者にとってもさらに効果を高めるやり方がいくつかあります。
例えば、歩き方一つとってもそうです。まっすぐに普通に歩くだけでももちろん構いません。
しかし、腰くらいまでの深さの浅いプールがあればそこに入って、少ししゃがんだ姿勢で歩くとより負荷が加わりますから運動効果が高まります。
さらに、前方に歩くばかりではなく、後ろ向きに歩く、横向きに歩く、スキップするなど工夫を凝らすことでより効果的なウォーキングになります。
おすすめなのは、水中ジャンプという運動方法です。水中に体を沈めた状態からその場で両腕を上げて思い切りジャンプしてみることです。
これは、特に軽い膝痛の方にはとりわけ良い運動になるでしょが、くれぐれも周囲の状態には気を配りましょう。
プールウォーキングする時間に関しては、一般的に有酸素運動ですから20分運動した後から脂肪が燃焼し始めると言われます。
この説が本当に正しいのかどうかは別な機会に検証してみることにさせてください。
20分以上とはいえ極端に長く行うとそれだけ負担も増してきますから、30分から1時間くらいを一つの目安にして自分なりに調整してみましょう。
注意すべきポイントとしては、運動の前後にストレッチは欠かさずに行なった方が良いと言う人が多いのは事実です。
しかし、プールで見ているとウォーキングの前後にストレッチ体操をしている人は非常に少ないです。ストレッチしている人はたまに見かけますが、その場合はその後泳ぎ出しています(笑)。
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これは1年以上プールに通ってみてから書き加えていますが、ほとんどがストレッチしていませんがだからといって怪我をしたと言う話はあまり聞きません。
また、体感的には陸上の運動より疲れにくいので、気がついたら長時間行っていたということもあります。
特におしゃべりに夢中になっているとそうなりやすいです。なので、疲れすぎない程度に注意しましょう。
後ろ歩きなどをする場合は、当然ですが進行方向が見えません。周りの人も当然運動を行っているはずですので、急に方向を変えたりしてぶつからないよう注意しましょう。
そして、水中なので自分では気づきにくいですが、いつの間にか汗をかいています。運動しているから当然なのですが。
汗をかくと水分・ミネラルなどが不足します。適度に水分補給することを忘れずに行ないましょう。
人によっては水分が不足したと自覚症状が出てきた時点で既に手遅れという人もいます。口から水分を補給してもすぐには体内(特に血液)にまで吸収されないというのがその理由です。
あまり無理をすると足がつってしまい、プールの深さによっては溺れてしまうことも考えられるという人もいるでしょうが、監視員が必ずプールについているはずですからそう心配することもないでしょう。
高齢者と言えどもプールで死ぬ確率は自宅で死ぬ確率よりもずっと低いのではないでしょうか。
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