POLARのA300をつけて踏み台昇降してみた
POLARのA300をつけて踏み台昇降してみた結果をご紹介します。
運動が終了した後に心拍計の本体をパソコンに接続すれば、自動的にデーターがアップされて「POLAR FLOW」で知ることができます。
まずは、踏み台昇降した時の心拍数の変化のグラフをご紹介しましょう。
自動的で便利
ダイアリー機能から該当する運動を見つけ出して、ちょっとダブルクリックするだけでグラフが表示されます。
心拍数の最大目盛りは163、つまり私の年齢から簡易的に割り出した最大の心拍数だと仮定される数字に自動的になっています。
最小目盛りは82となっていますが、これはおそらくフィットネステストで割り出した私の安静時の心拍数だと思われます。
この間を自動的に5つの心拍ゾーンに分けてくれています。つまりはカルボーネン法による心拍数の分類の範囲の表示が何も操作せずにすぐにわかるということです。
このグラフを見た時には一種の感動が湧きました。すごいです。
また、セッションのエクスポート機能も備わっていますので測定したデータをCSV形式でダウンロードしてエクセルなどの表計算ソフトで詳細に検討することも可能であることは嬉しい限りです。
気になるところ
このグラフを見て気になるところは10~20分に一度、心拍数が急激に下降して、一瞬にして再び元に戻ると言う結果が出ています。
踏み台昇降の運動の途中で休んだ意識はないので、これはA300が私の心拍を完全に取り込めなかったタイミングがあるとも考えられます。
例えば、センサーの胸への取り付け方が甘かったとかいった原因があるのかもしれません。
これだけではA300の不具合とは言えませんが、しばらく続けていくうちに原因はおいおいわかってくることでしょう。
しかし、この程度の変化であればこれは異常値として目視で認識できますから実用上は大きな問題だと考えなくても良いでしょう。
運動の強度
最終的に心拍ゾーンはレベル4ないしはレベル5に集中しています。レベル5が44%、レベル4が50%を占めていますから有酸素運動としては強度が強すぎると考えた方が良いと思われます。
初期の1,2分の間に心拍数は急激に上昇してそこから先は徐々に心拍数が増えていくと読むのが正しいのかもしれません。
今回のテストで失敗したのは1時間経過した時点で記録をすぐにストップしてしまったところです。
このグラフでは心拍数が元の状態に下がっていく過程がわからないからです。
今後の踏み台昇降のチューニング
このグラフから考えられるのは20分~30分経過した時点で一旦休憩して心拍数を下げてやる方が良いと言うことです。
どの程度の時間休めばよいのかは別途調べてみる必要があるでしょう。
さらに、現時点で使用している踏み台の高さも妥当なのか検討する余地がありそうです。低い踏み台を使って全体的な運動強度を下げてやるという意味です。
さもなければ、運動のスピードをもっとゆっくりとしたペースに変えるという手段もありますが、これはスピードのコントロールが難しくなりそうです。
今回の場合は、1時間で約1300回の踏み台昇降の回数でした。
測定結果の再現性
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測定結果の再現性については、まだ何も言える段階ではありません。
これから運動するごとに心拍数のデータを採取して信頼性の高いデータを採取して、最終的には体重の増減との関係まで踏み込まなければポラールの心拍計を購入した意味が薄れてしまうと思っています。
以上のように難しく考えなくても、一定の頻度でA300本体のディスプレイを見ながら運動して運動強度を調整すると言う使用方法でも構わないとも思います。
踏み台の最適な高さを心拍数から確認する
踏み台昇降の最適なリズム・テンポは60bpmが良さそうだと絞り込みをしました。
踏み台昇降という運動をするのに適した踏み台の高さがあるのかを例によって心拍計を利用して確認してみました。
条件
踏み台を二つ用意しました。高さが20cmの既製品と13cmのベビーステップです。
この2つを使って、13cm、20cm、33cmの3種類の高さを作り出して30分間踏み台昇降して平均の心拍数と心拍ゾーンをPOLAのA300で測定しました。
運動のリズムはメトロノームを使って毎分60回のステップ、つまり毎分15回の昇降になるように統一しました。
結果
高さが変わると心拍数がどのように変化するのかを下のグラフに示しておきます。踏み台の高さと平均心拍数は明らかに正の相関関係があることが見てとれます。
それぞれの条件で心拍ゾーンがどのような割合になるのかを下のグラフに示しておきます。
汗をかく運動は苦手ですがデータを集めるためには致し方ないです。
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高さ13cmの場合には、運動強度の強いレベル5は全く見られません。
レベル3が大きな割合を占めていますが、それよりも弱いレベル2も多いのでどちらかと言えば脂肪燃焼を目的とするならば低すぎるとも見てとれます。
高さ20cmの場合にはレベル3がかなりのッ割合を占めていて、更にある程度の割合でレベル4も見られるので脂肪燃焼の運動としては適切なように思えます。
最後に20cmと13cmの踏み台を重ね合わせて33cmの高さでテストした場合はレベル5が一番多く見られ、運動強度としては強すぎると言えます。
発汗の量としては、13cmではかなり少なく33cmになると早い段階から汗が噴き出してきます。
結論と考察
脂肪燃焼の観点から踏み台昇降を考えると私の場合は、20cmの既製品(ダンボール製)の踏み台を使用して運動することがベストだと結論付けられます。
本来であれば、一つの条件で何度もテストを繰り返してその分布とばらつき具合を考慮しながら最適な踏み台の高さを算出するのが妥当なのかと思いますが、別に学士論文を書くわけでもなくあくまでも自分にピッタリの条件を知りたいだけなのでこれで良しとしましょう。
但し、一つの条件でどの程度心拍数がばらつくのかは気になるところです。
体調の影響や食事や睡眠の時間の影響も関連してくるでしょうし、気温などの影響を受けるのかもしれません。
今回は30分間の運動でしたが、休憩をはさんだ後の再開後の心拍数の様子も知りたいところです。
実験すること自体は楽しくてしょうがないのですが、汗ダラダラの運動というのがやっかいなところです。
既製品のダンボール製の踏み台が一番条件として良いということは製造業者の方もこうしたテストを繰り返して最適な高さを考えているのかもしれません。
もしデータがあるようでしたら、ぜひ入手したいところです。
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次に取り組む運動としては、陸上での普通のウォーキングということになりますが、この場合は歩幅を一定に保つにはどうしたら良いのかをこれから考えていきたいと思います。
自分の肉体を使って運動のテストをするのは意外に楽しいものです。心拍計を購入したことは良かったと思っています。
でも、他の人から見れば何と愚かなことをしていると感じるのかもしれませんね。しかし、こうしたデータはネット上を探してもなかなか見つかりません。
その意味ではご覧いただいている方には何かの参考になるのではと思います。
もちろん、私のデータが誰にでも当てはまることはないのは承知していますが、何も目安がないまま運動するよりもマシではないでしょうか。
その後の驚くような結果についても随時ご報告しますね。
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