ノルディックウォーキングと有酸素運動
ノルディックウォーキングに関しては、以前プールで知り合った人からその効用について説明されました。
そもそも、この有酸素運動はポールウォーキングやノルディックウォークとは同じものなのかどうかの区別さえついていませんでした。
どちらも両手にスキーのストックを持って地面に突いて歩くことを補助しながら行う運動というだけの認識でした。
日本ノルディックウォーキング協会、日本ノルディックフィットネス協会、全日本ノルディック・ウォーク連盟など似たような名前の団体はいくつかあります。
はっきりとしたことはわかりませんが、「ノルディックウォーキング」は前方にポールを突いて後方へ押し出しながら歩くことで前進歩行を加速させるものであるようです。
一方で、「ポールウォーキング」は前方にポールを突くのは同じですがどちらかと言えば転倒などを避けるために補助的にポールを使用する歩き方と認識した方が正しいようです。
登山やトレッキングでもポールを使用することがありますが、この場合はよりハードな運動になるので使用する道具の耐久性も高いものが必要になるようです。
ここでは、ノルディックウォーキングが意味する運動を対象に書き進めていきたいと思います。
ノルディックウォーキングのはじまり
そもそものノルディックウォーキングのはじまりは、スキー競技が盛んな北欧で夏場(オフシーズン)に行なうトレーニングのひとつとして始まったものです。
日本ではフィンランドから来たスキーコーチが北海道での普及をはじめたのがスタートだったという見方をする人もいます。
奇しくも、最近購入した心拍計のメーカーはPOLARですが、こちらも最初はクロスカントリー選手のトレーニングのために心拍を考え始めた北欧の企業ということです。北欧という意味では共通しています。
単純に陸上を歩く場合のウォーキングと比較して、ノルディックウォーキングは両手にもある程度の力を入れて前進するので下半身だけではなく上半身も鍛える効果があると言われています。もちろん、有酸素運動です。
ノルディックウォーキングの可能性
私の場合は、水中ウォーキングで体重をかなり減らすことができましたが、次のステップとして残っているお腹周りの脂肪をもっと減らして上半身(腕、肩、胸)に筋肉を付けて代謝量を上げたいと考えていましたからノルディックウォーキングには興味が持てます。
ノルディックウォーキングの強みの一つとして、季節を問わずに実行できる運動だと言う点も大きなポイントです。
これから冬に入って雪が積もれば屋外で単純にウォーキングすることは実際上難しいですが、ノルディックウォーキングならば、こうしたデメリットがなくなります。
有酸素運動としてはじめたプールウォーキングですが、1月から半年は今のプール施設が閉鎖になるのでこの期間だけでもノルディックウォーキングを試してみるのも悪くないかなと思っています。
実は、明日なのですが近郊のスポーツ用品店でノルディックウォーキングに関する講習会が開催されることを昨日知りました。
ノルディックウォーキングの講習会
座学によるノルディックウォーキングに関する知識を1時間程度で説明された上で実際に歩いてみるとのことでしたので、参加希望を即座に出しました。
ポールは貸し出ししてくれるようですから数百円の参加費で挑戦してみようかと考えています。今のところ参加者は6名とのことなので少人数で仲良くできそうな気がします。
実は、この情報は木曜日の水中ウォーキングに参加しているお仲間から入手しました。
ノルディックウォーキングもこのようなクチコミでどんどん愛好者が全国的に増えてきているようです。
どんな運動も試してみてできそうだと思えばどんどんレパートリーを増やしていけば「苦しい運動」ではなく「楽しい運動」が見つかるような気がします。
ノルディックウォーキングとノルディックエクササイズの違い
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ノルディックウォーキングについて調べているうちにノルディックエクササイズという言葉に出会いました。
これは、ノルディックウォーキングで使用するポールを使ってウォーキングの前後のウォームアップやクールダウンの際に行うストレッチや筋力トレーニングを意味しているようです。
ポールで身体を支えることが出来るので下半身にかかる負荷を軽減しながら取り組むことが出来る運動と言えるでしょう。
ポール無しでは不安定な姿勢でもポールで身体を支えることができるので多少無理な姿勢でも転倒事故などを起こす可能性が低いという点で優れています。
また、他の運動では難しい独特の運動も含まれています。柔軟性を上げたり正しい姿勢を作るストレッチ運動や持久力や筋トレにも応用できます。
一人でも自宅でもできる運動ですから、取り組みやすいというメリットが指摘されていますがまだまだ一般には広まっていない感があります。
室内でできるということは天候に左右されずに継続できるという点が大きなメリットだと言えますね。ノルディックウォーキングではとてもできないことです。
運動の種類も数多く考案されているので、その中の自分に適した運動を組み合わせることで自分の体力や目的に合ったトレーニングをすることが可能なことは興味をひく点だと言えるでしょう。
下半身の筋力は年齢を重ねるにつれて衰えてくることは仕方がないという見方もあるでしょう。
これを少しでも遅らせるためには実は単純なノルディックウォーキングだけでは不足だという考え方もあります。
これは普通のウォーキングやプールウォーキングでも同じことが言えるでしょう。
そこで、ある程度の運動強度のある筋トレを自分の生活の中に取り組むことで高齢者になっても筋力の改善が出来るノルディックエクササイズが有効になってきます。
加齢は関節の可動領域を狭くするという点も良く指摘されていますが、ノルディックエクササイズはこの点でも優れた運動になるようです。ノルディックウォーキングも股関節などの可動域を広げる効果がありますが、更にその上をいくトレーニングだと言えるでしょう。
自宅でも可能と言っても最低限の面積は必要になります。2.5m×2.5mくらいのエリアは確保したいところでしょう。
長いポールを使用するわけですから高さの点でも十分に確保する必要はあります。暗い場所も危ないので避けた方が良いでしょう。
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屋内で行う場合にはノルディックウォーキング用の伸縮タイプのポールであれば多少長さを短くして天井にはぶつかりにくいようにする方法もあるでしょう。
ポールの長さはしっかりと固定しておかないと転倒事故につながる危険性が出てきますからその点でも注意した方が良さそうです。
ポールの先端につけるキャップは方向性がなくとがってもいないディフェンシブタイプが最適なような気がします。
シューズは自宅では必要ないかもしれませんが、体育館などの室内や完全に屋外で実施する場合には安定性に優れていてカカトをしっかりとサポートしてくれるランニングシューズとかうぞーキングシューズを用意した方が良いでしょう。
私はノルディックウォーキングの際には編み上げのトレッキングシューズを使用していますが、もう少し軽いシューズを別途用意した方が良さそうな気がしています。
具体的なノルディックエクササイズのやり方に関しては近いうちにご紹介していきたいと思いますが、まずは道具も含めて運動のための環境だけは確保しておく必要があると思い今回紹介させていただきました。
地域によってはノルディックストレッチなどの名称で講習会も定期的に開催されているところもあるようですから、主催者を見つけて問い合わせてみると良いのではないかと思います。
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